スノーホワイト | スノーホワイト / 氷の王国

  スノーホワイト 氷の王国
12~16年 2012年 2016年
時間 127分 113分
監督 ルパート・サンダース セドリック・ニコラス=トロイアン

スノーホワイトは映画館で見ましたが、それで萎えて(見た人なら分かると思う…)、続編は映画館へは行かず。ムービープラスでやってたので見てみました。以下、2作まとめてのレビューです。

スノーホワイト

雪のように白い肌、血のように赤い唇、黒檀のように黒い髪を持つスノーホワイト。だが母王妃亡き後、父王がラヴェンナを新しい妃に迎えたことからスノーホワイトの不幸は始まる。王を殺した魔女ラヴェンナはスノーホワイトの心臓を狙うが、からくも魔の手から逃れたスノーホワイトはラヴェンナを倒すために立ち上がるのだった。

戦うプリンセスがテーマ。おとぎ話を新解釈でリメイクするパターンです。元ネタが「白雪姫」なので大体の大筋は最初から決まってますが、王子様を待つだけのお姫様ではなく、自分から戦って幸せを勝ち取る女性、という視点から描いたのがポイント(それも本当にアクションする)。そういう意味では意欲作のはずだったんですが、某作品へのリスペクトが激しすぎて、あれはどうにかならんかったんか。。。

話の雰囲気はおとぎ話ではなくて、とある王国の事情を描いたダーク・シリアス冒険ファンタジー。お話はそこそこ面白かったです。ハンターのエリックがいい。「白雪姫」の王子に相当する役は臣下の息子ウイリアムでスノーホワイトとは幼馴染みという設定。そこにエリックが加わりちょっと三角関係っぽくもなりますが、主軸はあくまでも戦うプリンセス。2人ともスノーホワイトの戦いを支える役どころに徹してます。<ネタバレ>キスで目覚めさせるのがエリックの方という掟破りはいいと思う。

しかし問題は…。魔法の森の聖域に出てくるシカが…、、もろにシシ神様でした(汗。それも似てるとかのレベルじゃなくて、堂々とそのまんま。違いはアニメか実写かだけみたいな。いくら「もののけ姫」に影響を受けたとしても、さすがにもう少し自分なりに消化&アレンジしたものにしてくれないと見る人が困る…。可愛くない妖精もシシ神とセットで出てこられるとコダマにしか思えん…。これは萎えます。他の部分は悪くなかっただけに、ここはもうちょっと考えて欲しかったです。

スノーホワイト/氷の王国

ラヴェンナにはフレイヤという妹がいた。フレイヤは全てを凍らせる氷の魔女。エリックはフレイヤの元でハンターとして鍛えられていたが、掟を破ってハンター仲間のサラを愛したせいで追放される。数年後、ラヴェンナ没後のスノーホワイトの国で暮らしていたエリックは盗まれたラヴェンナの魔法の鏡を探しに行くことになるが、そこに死んだと思っていたサラが現れた──。

タイトルに「スノーホワイト」とあるし、スノーホワイトの続編だと思って見ていたら、何故かスノーホワイトが出てこない(一瞬だけ後ろ姿が映るだけ)。主人公は前作の脇役だったエリックになっていました。というよりも、むしろこれは続編ではなくて実質「エリックを主役にしたスピンオフ」でした。これはタイトル詐欺だわー(^^;。ちなみにこうなったのは諸事情でスノーホワイト役の人が降板してしまったからだそうです…。

話のテイストもスノーホワイトより明るくなっていて、エリックのキャラも明るく元気になっていて(前作はちゃんとエリックというキャラに見えてたのに、今作ではアベンジャーズのソー様にしか見えん…*注:個人の感想です)、ほぼ別作品でした。しかしリスペクト精神は健在で、今回はフレイヤがアナ雪のエルサ状態。こういうところは引き継がなくていいのに。

何故作った…な感じもする今作ですが、エリックとサラの関係とか、蘇ったラヴェンナとフレイヤの対決(これはいいよ)とか見どころはあるし、前作関係なく単体作品としても見られるので、余計なことは考えずに楽しんだもの勝ちですかね。